Facebookより
「むらさき」という色は、都市によって、色が違うというのは聞いたことはありますか?
京のみやこの「京むらさき」と、お江戸でござるの「江戸むらさき」とでは、微妙に「色調」が違うのです!
元々、どの地域でも「紫根(しこん)」という植物性の染料で染められていたのですが、その土地の水質などによって、同じ染め方をしても発色に違いが出たところから、
やがて好みが分かれ、自然に定着して行ったのではないかと言われています。
やや桃色寄りの、華やかな「京むらさき」と、やや紺色寄りの、深みのある「江戸むらさき」。
ただし、両方とも、あくまで美しい「むらさき色」であり、太陽の自然光の下で、並べて比較するとようやく分かるくらいの、ほんのわずかな違いです!
そのわずかな違いを大切にすることによって、アイデンティティーを表現してきたのですから、
日本人の感性は、本当に豊かですよね~!
ちなみに、「紫根(しこん)」は「むらさき草 の 根っこ」なのですが、「むらさき草 の 花」は、『白』なのだそうです!
むらさき色が、ミステリアスだと言われる由縁は、そんなところにあるのかも知れませんね~!
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