「繭」が入った恋文・・・
「きもの」の原点は、「繭(まゆ)」にあることは皆様もご存知ですよね!
繭から紡ぎ出された絹糸を、織って反物にし、染色、断裁、縫製されて着物が出来上がります。
工程には様々な手法があり、また、手にとってじっくり見てみないと品質の良し悪しは判別出来ませんが、そういうところが、奥が深く、興味が尽きないところでもありますね!
今回は、奈良時代に編纂された「万葉集」から「繭」が入った恋文の和歌を紹介します!
それでは・・・
『筑波嶺の新桑繭の衣あれど 君が御衣し あやに着ほしも』
(つくばねの にいくわまよの きぬあれど きみがみけしし あやにきほしも)
現代風に訳してみますと、
『筑波山の桑の新葉で育ったお蚕様の、繭で織った着物が最高級だってみんなは言ってるけど、私は、貴方様が身に付けた着物を、是非、この身にまとってみたいなぁと思っているんです。』
男女が着物を交換するというのは、この当時では愛を交わす事を意味しているそうです!
およそ1300年も昔のラブレターですが、当時の女性もなかなか結構、情熱的だったんですね~!
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